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sono of blog (update 2019/8/26) 22)リズムボックスの修理
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22)リズムボックスの修理

今回は友人からの修理依頼があり、久しぶりに音響関係のマシーン不具合にチャレンジしてみた。
マシーンは1970年代にエース電子工業から発売されたACE TONE Rhyhm ACE FR-60で電源投入後、セレクターでリズムを選択し、スタートさせると『Bossa Nova』 『Rockn Roll』などのリズム音が発生し、ギター演奏などの練習用にはもってこいの代物である。今でいうスピーカーボックス(やや大きめ)にマシーンが搭載されている。重量は15kg程度でアンプ出力は25W、当時の販売価格は9万6000円。

マシーンの概略(メーカー発行のパンフレット採用)
リズムマシーンFR-60 仕様

1)不具合現象
電源投入するとパネルにある音量調整(ボリウム)が聞かず、大音量で『ブーん』 『ブーウー』で、鳴り響き音が止まらない。

2)予想されることの想定
長年使っていて突然、上記内容の現象が発生したと言うので、先ずアンプを駆動している電源関係を確認した。(先に他の方が電解コンデンサーを交換した形跡(5個程度)はあったが、電源関係の電解コンデンサーは確認されていなかったようだ)
電源関係はプラス、マイナスの両電源でICアンプ(SANYO STK 29)を駆動している。(詳細は回路図が無いので判らない)
電源用として取り付けてある電解コンデンサーはプリント基板上に2200uF 63V と1000uF 25Vが搭載されている。プリント基板の配線を外し、プリント基板を目視で確認すると半田面にコンデンサー安全弁が破損したという液漏れが附着していた。
コンデンサー液漏れ

3)2200uF 63Vと1000uF 25Vを外して見ると1000uF 25Vは特に問題はないようだが、2200uF 63V は安全弁が破損していて、簡易的に容量計測したら 0.5uF程度で完全に容量抜けしていた。
液漏れコンデンサー

4)プリント基板の洗浄(部品面)
搭載している電解コンデンサーを取り外した後、部品面と半田面を洗浄した。
メイン基板部品面洗浄後

5)プリント基板の洗浄(半田面)
メイン基板半田面洗浄後

6)半田面にレジスト塗布
プリント基板パターンの劣化を防止する狙いで念の為、レジストを塗布した。
半田面レジスト塗布

7)不具合部品の交換
電源関係に取り付ける電解コンデンサーはある程度容量の大きいのが望まれることから、今後もしばらくこのマシーンの活躍を期待することとして、2200uF 63V→4700uF 63Vへ交換した。また、1000uF 25Vは特に問題はなかったが、2200uF 35Vに変更した。
大型コンデンサー搭載

8)メインアンプICのシリコングリース塗布
このマシーンのメインアンプ部は複雑な回路では無く、部品点数を少なくし大音量を発生出来るようにハイブリッドタイプパワーIC(STK029)が採用されている。このパワーICはどちらかと言うとこのマシーンの心臓部にあたることもあり、熱放熱は効率良くしなくてはならない。今回、プリント基板を外し、放熱の状態を確認したらパワーICから放熱板に効率よく伝達させる為のシリコングリースが乾燥しきっているので新たに洗浄し、シリコングリースを塗布した。
アンプICシリコングリース塗布

9)プリント基板の取り付け、動作確認
最終的に今回は電源関係の電解コンデンサーを交換しプリント基板を取り付けし、動作確認したら正常動作することを確認した。
最終取り付け状態

*この手のマシーンを長年愛用する為には内部で発生する熱をどのように放熱し安定的に動作させるかが、重要であるように思えた。従って熱放出の為の排気する構造(ファンなど)が必須かも知れませんね。

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[ 2015/06/30 09:42 ] 修理 | TB(0) | CM(0)

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